Points of You®の活用で可能になったこと
2018年より、サービスにPoints of You®を加えるようになりました。
非常に優れたツールです。
「意識を変える」ということが可能になりました。
ツール紹介ページ
にもご紹介していますが、
Points of You®はイスラエス発祥のツールで右脳を刺激して活性化するツールです。
コーチング、カウンセリング、研修、ミーティング、ビジョン策定など、ビジネスや教育場面など様々な場面で活用されています。
Google、IKEA、シルク・ドゥ・ソレイユ、VISA, AMEX、イスラエル国防軍などでも導入されています。
1.Points of You®との出会い
私がこのツールに出会ったのが、2013年頃のことでした。
イスラエルで2007年に発売されてから、日本に導入されたのが2012年頃。
まずコーチが使い始めました。
私もワークショップに参加したりしたのですが、そのときは購入に至りませんでした。
その後数年して、コーチのお仲間から使い方を教えてもらい、購入しました。
しかし、その後はコーチングや研修の実際の場面で使うことがイメージできず、たまに自分で眺めてセルフコーチングするのみで数年が経ちました。
2017年になり、Facebook上でPonits of You®の投稿する人が増えてきました。
そこで、改めて自分がこのツールを持っていることを思い出し、再度使い方を学んでみたいと思いました。
まずは、創始者のひとりであるEFRAT SHANIが来日していてワークショップを開催していたのに参加。
コーチングや研修などでの活用がイメージできたのと同時に大きな可能性を感じ、実際に使えるようになりたいと考えました。
2.研修現場への導入、そして効果
2017年に講座を受講。認定トレーナーになると同時に、まずは企業研修の場で活用し始めました。
そこで感じたことは、このツールは研修効果を何倍にも高める!ということ。
私の研修は、知識研修ではなく、モチベーション、関係性など、「感情」や「意識」を刺激し、参加した方が何らかの変革のきっかけとして頂くものです。
つまり、頭で考える研修ではなく、心で感じる研修です。
研修講師になったのは1994年。独立して独自のプログラムを始めたのが1999年のこと。
コーチング(コーアクティブコーチング)、システム・コーチング、NLP、などを活用したファシリテーションで対話を促し、感情を刺激してきました。
対話はもちろんのこと、絵を描いたり、身体を動かしたり、メディテーションを取り入れたり・・・・様々なことをやってきました。
しかし、企業の研修内で行うには時間的なもの、環境など様々な制限があります。
感情や意識が容易に刺激を受ける方がいる一方で、頭で考える状況のままの方もいます。
頭だけの状況だと、折角1日ワークをしても、机上の空論の結論で終わってしまい、現場においても変革は起こりにくくなります。
ところが、このPoints of You®をある企業の管理職研修に持って行ってみたところ、これまでにあり得ないことが起こりました。
研修開始後すぐに、このカードを使って、ひとりひとりの本音が語られ始めたのでした。
そして、休憩時間になっても、カードを使いながらあれやこれやを話し続けています。
研修最後にはカードを使って感想や抱負を話して頂くのですが、これもカードなしの感想とは深みが違います。予定調和の話ではなく、「本当に感じたこと」が話されたのです。
1994年から企業研修を行ってきましたが、
これはすごいものだ!
なぜこれを今まで使わなかった!?
と、衝撃を受けました。
ここまで、誰でも短時間に「感情/意識」にアクセスすることができるツールにはこれまで出会ったことがありませんでした。
現在は、ほぼ全ての研修にPoints of You®を持ち込んでおり、非常によい効果を上げています。
研修の目的には「意識を変える」というケースが多いのですが、それがこのPoints of You®を組み合わせることで可能になりました。
企業の人事の方の中にもその効果をご存じの方が増えてきて、「Points of You®を使った研修を・・・」とオーダーを頂くケースが少しずつ増えてきています。
その効果と使い方を多くの方にお伝えしたく、2017年からエバンジェリスト養成講座も開催し始めました。
(残念なことに、「エバンジェリスト養成講座」イスラエル Head Quarter のプログラムに合わせるため、2019年10月で開講は最後)
3.効果の理由
なぜこんなに人の感情や意識にぐっと踏み込み引き出すことができるのか?
それは、このツールが非常に緻密に作られていることにあります。
「こういう写真を使ったワークって他にもありますよね」
「何もこれ(Points of You)を使わなくても、似たツールでいいですよね」
という言葉を耳にすることがあります。
もちろんダメとは申しません。
しかし、心の中では、「違うんだけどなあ」という呟きが発生しています。
まず、このツールが作られたプロセスが深いのです。
創始者2名(Efrat and Yaron)が、恵まれない人へ何かできないかと考えたところからこのツールができました。
インスパイアされた映画が「ペイフォワード(Pay it Forward)」。アメリカ版わらしべ長者のような内容のようです。
この考え方が、ツールにも、その使い方にも反映されていて、効果にも影響しています。
そして、一枚一枚の写真を選ぶ課程も簡単ではありません。人生テーマに照らし合わせ、プロのカメラマンによる多くの写真から吟味、選定されています。
カードは決して美しいイメージ写真ではありません。
人生や価値観について問いかけられるような、心にぐっと踏み込む、課題を想起させる、そういう深みのある写真や言葉で構成されているのです。
一見ラフに開発されているようですが、実は極めて精密。これがPoints of You®の特徴です。
そして、このことが、「誰でも短時間で感情や意識にアクセスできる」「本音を話しやすい」ということを可能にしていると、私は理解しています。
4.ツールについて
Points of You®には現在3種類のカードがあります。
●コーチングゲーム(65枚のカード)
●パンクタム(33枚の写真、言葉、質問のカード)
●Faces(99枚の顔の写真と言葉カード)
これらのツールを目的や状況に合わせて使い分けています。
5.今後について
2019年5月に5日間のTPPトレーニング(Turning Point Program)<旧マスタートレーナー養成プログラム>を受講しました。
これまで知っていた背景に加え、より柔軟な活用への可能性を感じました。
ビジネスの場面はもちろんのこと、人生100年時代に向けて様々な場面に使うことができる。
一生のライフワークに活用することができそうな感覚を得ています。
社会に向けて、貢献のツールとして活用し続けていこうと考えています。