前田にとってコーチングとは
コーチングを学び、コーチングを仕事としてクライアント様に提供し始めて20年が経ちました。
「コーチングって本当に効き目あるんですか?」と、尋ねられることがありますが、
「コーチングってすごくいいですよ!」と自信を持ってお答えしています。
その意味をお伝えすべく、改めて「私にとってのコーチング」を振り返ってみました。
コーチングとの出会いについては プロフィールページ をご覧ください。
もしコーチングと出会っていなかったら人生はどうなっていただろうか?
もしコーチングと出会っていなかったらキャリアはどうなっていただろうか?
全く想像ができません。
私にとってはそのくらい大きなものです。
コーチングを学び始めたのは、1999年のことでした。
それまでの私は「口ベタ」で、人付き合いが苦手かつ億劫に感じていました。都市銀行、外資系銀行、研修会社と勤務してきていて、少しずつトレーニングはされていましたが、それでも苦手なものは苦手。知らない人と会話したり、一緒にいたりすることが苦痛でした。
特に、研修講師になってからは大変。こういう仕事をする人はもともと「人が好き」「人と関わるのが楽しい」という方が多いのですが、私は真逆。人前で話すストレスと、知らない人大勢と関わらなければならないストレスは、ずっと感じていました。
そんな状況で学び始めたコーチング。こんな効果がありました。
1.コミュニケーションの取り方を生まれて初めて知った
最初の驚きは「コミュニケーションってこういう風にすればいいんだ!」ということでした。
人と会話するには、必ずしも自分が話題の提供者にならなくてもよい。人の話に耳を傾け(傾聴)、掘り下げる(質問)ことで、会話ができる!衝撃でした。
コーチングの技術と言われるもの全てが私にとっては、自分のコミュニケーション力向上に役立ちました。
2.人との付き合い方を学んだ
そして、「人を尊重するコミュニケーション」を学びに来ている仲間達とのつながりも新鮮でした。
子供の頃からの口ベタ、人見知りのため、人といることを自然と避けてきています。友達と全く遊ばないというわけではありませんでしたが、できれば学校には行きたくないし、家に居たい。友達とワイワイ過ごすのが好きな子供が体験する「人と付き合う実践トレーニング」が徹底的に不足していました。
10代後半はそこに悩み事が加わって、引きこもり寸前。
就職したことで、普通のコミュニケーションは取ってきたつもりですが、人付き合いはいまいちしっくり行っていませんでした。普通に人とは付き合っていましたし、仲の良い友人もいましたが、「深いつながり」ができていたかというと「否」でした。
コーチングと出会い、人との付き合い方、つながり方を、生まれて初めて知ったといっても過言ではありませんでした。
人に出会うこと、つながることが楽しくて仕方なくなりました。
その後、コーチングの学びをより一層深め、それ以外のコミュニケーションに関わる学び(NLP、エニアグラム、DiSC等)も加えることによって、コミュニケ-ションの技は向上。
様々な経験を通じ、人との付き合い方、つながり方も磨かれ続けています。
3.世界が広がった
コミュニケーションが取れるようになると、つながりが増えます。
そして、人が集まるところにどんどん出かけることが可能になり、関わりのあるコミュニティも増えました。
ビジネス上でも広がりができました。
そして、世界が広がり、自分の可能性がまるで神経細胞のように広がっていくことを実感しました。
もちろん、うまくいくことばかりではありません。
失敗もたくさんありました。しかし、これこそが、子供の頃から不足していた人間関係構築上の実践経験です。全て学びとなっています。
そこから、新たな学びの必要性も感じることができ、経営学、心理学を学び、その後も様々なものを学び続けています。
そして、その学びやコミュニティからまた新たなものが生まれる・・・・プラスのサイクルにずっと居続けています。
4.ビジネス上の価値が高まった
現在はコーチングを全てのサービスのベースにして「働く人のサポート」をしています。
起業する以前、研修会社に所属していた時も研修講師として仕事をしていました。
講師技術のノウハウを確立していた会社にいましたし、先輩からの教育システムもありましたので、かなりしっかりとトレーニングされていました。
しかし、それだけではうまくいかないという実感があったのも確かです。
私が行う研修は、「知識」を伝えるカテゴリーではありません。
その人の能力を膨らましたり、引き出したりする開発の場。そこには「1対他」のコミュニケーションがあります。
その手法を持たずに研修技法だけで続けるには限界がありました。
そこに「究極の対人スキル」であるコーチングを得ることができました。
全てに適応できるコーチングのお陰で、現在、ビジネス全ての価値を高めることができています。
5.「自分軸」が確立した <クライアントとして(コーチングを受けて)の効果>
コーチングを受けたことで、すぐに起業できたことはプロフィールページに記載しました。
よかったことは、自己確信、自己信頼、他者尊重が身についたことです。
コーチングを受けている期間はもちろんのこと、受けていない状態であっても、クライアントとして確立したものはそう簡単抜けません。
ビジネス上だけでなく、今の時代を生きるのは大変です。
「自分軸」をしっかり持てるかどうかが、幸せを感じられるか否かにも関係しています。
その思考パターンが身についているのは強みとなっています。
「コーチング」は前田にとって、人生の一部どころか、かなりの部分を占めています。
「コーチングっていいんです!」という言葉の中に、こういうもの全てを含んでいます。
これからも、必要な方に届くようにお届けしていきます。