研修/セミナーのオンライン化・・「思いこみ」を手放す

今年は1月に「概念が変わる」というようなことを書きました。それから3ヶ月でまさか世界中がこんな状況になる夢にも思っていませんでした。

内容は異なりますが、まさに生き方、働き方が根本から覆されました。

特に背中を押されたのが「オンライン化」。

人と会わなくても、その場に行かなくても、仕事や活動ができる。

これまでもコーチングセッション、ミーティング、セミナーなど、オンラインのものには馴染んでいました。

加えて、オンラインセミナーの登壇も何度か経験していましたが、「オンラインでは対面ほどの効果は得られない」と感じていました。

しかしながら、この度集合研修や対面セミナーが不可となり、そんなことは言っていられなくなりました。

特に、Points of YouⓇ(カード)を実際に使用するため、対面以外は難しいと考えていたのでした。

そんな思い込みを手放すことになったのが、3月に開催されたシンポジウム「Shiawase2020」。
Points of YouⓇを使ったワークショップをチームで担当することになっていました。しかしながら、コロナウィルスの感染防止のために、シンポジウム自体がオンラインに変更。
まず、思ったのは「実施は無理」で、チームの何人かとはそのような話になっていました。

なぜなら、Points of YouⓇは様々なカードを実際に手に取り感情を探ったり、深いコミュニケーションを取るワークを行います。
Points of YouⓇ

カードを手にすることができないオンラインでは無理だと考えました。
しかし、「やれない」という思考を手放して「やる方法」を考え、オンラインでやってしまったのでした。

参加者は50名以上。
メイン運営は4名でグループワーク担当が11名。
画面を共有するなどして、よいワークができました。

そして、この経験が、オンライン研修へのハードルをかなり下げてくれました。
折しも、研修講師やコーチのお仲間や、研修会社さん/コンサルティング会社さん がオンラインに関係するノウハウをたくさん提供してくれて、
もともと、ITに好奇心旺盛なこともあり、「手持ちのコンテンツはほぼオンライン研修に転換できる!」いうところまで来ています。
もちろん、研修に参加して下さる方々のIT環境により実施が難しいケースもあります。
願望としては、この状況をきっかけとして、海外のように誰もがオンラインでのトレーニングを受けられる環境になって欲しいと考えています。

オンラインの対話会も主催しました。

場のつくりかたのコツもわかってきました。

「できない」
「やれない」

という思い込みを手放して、

「やれるようにするにはどうするか?」

という思考からスタートすること、環境が激変している状況において、生存するために大変重要なことであると感じます。

いま、休校が続いている子供達の教育の遅れが懸念されています。

こんな記事がありました。
【東京23区調査】オンライン授業、導入は港区のみ。セキュリティ対策や家庭環境の差に苦慮

「ハフポスト日本版が都内23区にオンライン授業に関するアンケート調査を行なったところ、オンライン授業を行う予定があると回答したのは港区だけだった。」
<ハフポスト2020年04月22日 08時49分 JST更新記事より引用>

教育は待ったなし。「やれない」などといっている場合ではありません。思い込みをはずし、「やる」そして「そのためにどうするか」と動いて頂きたいものです。

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