概念が大きく変わる年/内的キャリアに向き合う

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

例年より長めと思った年末年始休みも過ぎてしまえばあっという間。
社会復帰できるかどうかと心配された方もいらっしゃると思いますが、いつも通りの仕事が始まれば楽しかったお休みを懐かしむこともなくすぐに切り替えられるもの。
人間は器用な動物だと感じます。

年末年始、大きな出来事が続きました。
カルロス・ゴーン氏の逃亡、アメリカによるイラン空爆。
このような大事件が起きると、知識が増えます。
司法というものの構造がどうなっているのか。日本と海外のしくみはどう異なるのか。ネット上の記事も読みましたし、Youtubeの動画も何本か見ました。
BBC製作のアメリカとイランの1950年代からの深い因縁についての動画はわかりやすかったです。

2020年は予定されている大きなイベントがあります。

日本国内では東京五輪という大きなイベントがありますが、キャリアに関わる変化には、4月から施行される「同一労働同一賃金」があります。

「同一労働同一賃金の導入は、同一企業・団体におけるいわゆる正規雇用労働者(無期雇用フルタイム労働者) と非正規雇用労働者(有期雇用労働者、パートタイム労働者、派遣労働者)の間の不合理な待遇差の解消を目指すものです。同一企業内における正規雇用労働者と非正規雇用労働者の間の不合理な待遇差の解消の取組を通じて、
どのような雇用形態を選択しても納得が得られる処遇を受けられ、多様な働き方を自由に選択できるようにします。」
(厚生労働省HPより引用 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144972.html)

これは文字通り、同じ仕事をしている人が、正社員、パート/アルバイトにかかわらず同じ賃金を受け取るというもの。
実際にどのように運用されるのか、課題が顕在化するのはこれからと思われますが、これまでより待遇がよくなるケースもあれば、悪くなるケースもあるでしょう。

雇用形態によって測られていた労働が、その内容や価値によって測られることになるわけです。

正社員のメリットというのは減少し、質の高い、高付加価値の仕事をする人がよい待遇を受けることが予想されます。
長い間存在していた「正社員」という概念が大きく変化し始める年になるでしょう。

私自身は30才になったところで日本の企業から外資系企業に転職し「正社員」からはずれ「契約社員」になりました。
ただし、その意味を深く考えていないお気楽人間でしたので、実際働いてみるまで違いに気づきませんでした。

しかし、育まれたのが、「生きる力をつけなければ」ということ。

チコちゃんではないですが、「ボーッと生きて」いては、行き倒れる・・・・。惰性で働くことは許されないと悟ったのでした。
ただし、その経験が、その後のキャリアの身軽さ(独立起業)につながっていたと思いますので、有り難かったです。

「正社員」という概念が崩れ、誰しもが「ボーッと生きてんじゃねーよ!」という言葉を意識する必要がある時代。

これが今年です。

これをチャンスと捉えて頂きたいです。
「自分が本当に何をする人なのか」自分の仕事観、やり甲斐、使命感(つまり「内的キャリア」)と向き合うことが求められています。

人生(キャリア)が変わるきっかけになる方も多いのではないでしょうか。

こんな2020年、私自身は、内的キャリアへの向き合いを、対個人、対組織でサポートしていきたいと考えます。

ラッキーなことに、DiSC®、Points of You®、ドリームマップ®など、使えるツールはたくさんあります。
そして、まさにコーチングが機能する分野でもあります。

オープンワークショップも開催する予定ですので、決まりましたらご案内いたします。

Photo by Jordan Wozniak on Unsplash

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