やりたいことは、動いてみつけよう
UnsplashのVultar Bahrが撮影した写真
「自分のやりたいことが何かわからない」
こういう方、年齢にかかわらず多いのではないでしょうか。
私のお仲間には、それをすでに見つけていらっしゃる方が多く、生き生きとした日々を過ごしている方もかなりいらっしゃいます。
一方、研修先で出会う受講生の皆さま、コーチングを受けに来て下さる方には、「やりたいことがわからない」という方も多いです。
私自身もその難しさを大いに体験していますので、大きく頷きながらお話を聴いています。
最近は「やりたいことを仕事にしなければならない」という考え方に囚われている状況も少なからず見えます。
20代でそこに縛られてしまい、悶々としている方も。
昨今は自己分析のツールに触れる機会も多く、その結果をみてまた悩む・・・となるケースもあるようです。
私は「やりたいことは簡単には見つからないもの」と考えています。
私自身はもうずっとコーチングの精神を礎として生きてきていて、このことについては迷いはありません。
また、やっていること(コーチング、各種研修やワークショップなど)についても、好きだし楽しいし、やり甲斐もあります。
しかし、それは「やりたい」と確信してから始めたことではなく、あれこれ出向いたり手を出したりしているうちに、何となく興味があったり、人のつながりによるご縁で始めてみて、「好きかも」「合っているかも」と思うようになっています。
やりたいことに10代、20代で出会ってそちらにまっすぐに進むことができている人は素晴らしいです。
しかしながら、割合で言うと、そういう人の方が少ないでしょう。
クルンボルツ博士の「計画された偶然性理論」でも、「キャリアの8割は偶然によって支配されている」としています。
何か行動を起こしているうちに、「偶然」に「これだ!」とか「これかもしれない!」というものに出会うことがほとんどなのではないでしょうか。
「やりたいこと」を頭で考えたり、自己分析ツールで分析してみても出会えません。
見つけてから動く・・・・と思っていると、ずっと出会えないままかも。
世の中には、体験によってしか触れることのできないものが無限にあります。
とにかく、行動! ほんの少しでも興味があるものがあったらやってみる! これがコツだと思います。
そして、おすすめは、できるだけ若いうちに。
「仕事がヒマになったら」
「定年後に」
なんて言っていると、結局できなくなります。
これは私自身が後悔していることでもありますが、30代、40代の猛烈に仕事が忙しかった時、無理だと見送ったことがあります。
「少し余裕が出た時に」と。
しかし、いざ仕事が余裕が出ると、今度は別のイシューが・・・・。
家族の問題、自分自身の体力の問題などで、思い切った行動が取りにくくなります。
何か興味があること、面白いそうなことを見つけたら、まずは行動してみましょう!
特にいま、20代、30代の方は、何でもできる時。こんな年代はもう二度と訪れません。
そして、40代以上の方。もう躊躇しているヒマはありませんよ。
今日があなたにとって、「一番若い日」なのですから。