あり方を変えたら驚きのフィードバックが

少し前のことになりますが、3日間のリーダーシップトレーニングを受けました。
「リーダーシップ」がコーチングや研修のテーマになることが多く、その強化をサポートする方法はいろいろ学び備えていて、実際お役に立てているとも思います。ただし、私自身はリーダーシップについてはコンプレックスがあります。
特に、独立してからは、もっとリーダーシップがあればいいのになあ・・・・と思ったことは数えきれません。わかっているのとやれるのは違うのです。
コーチングを学んだ機関であるCTIジャパンには10ヶ月間のリーダーシップトレーニングがありますが、なかなか参加できず。ところが、最近、その入り口の位置づけでもある短期のコースがあるのを知り、申し込みました。
リーダーシップは「何をするか」(行動)ではなく、「あり方」(Being)です。
集団に向けて発言をするにしても、例えば「ここで自分を大きく見せておかないと」とか「反対意見が出る前に先に押さえ込んでしまおう」といったような心持ちからの発言では、周囲を巻き込むことができません。
一方、その人が組織や社会に願うことから発言したことは、周囲によいインパクトを与えます。
しかし、様々なしがらみ、それまでの経験、性格などによって、なかなか難しいもの。
どうやって、自分自身の願いや根本的な想いにつながり、そこから行動するのか。この部分を鍛えられました。
早速実践です。
「自分のあり方が変わると周囲のあり方も変わる」と言われることも多くので、実際にそれを体験されている方も多いのではないでしょうか。
「自分のあり方」を少し変えて、活動やプロジェクトに関わってみました。
すると、あら不思議。反応が違う。
ちょっとしたことですが、この反応は、これまでの人生ではあまり感じたことがないものでした。
自分のスイッチの入れ方を変えただけで、何かが変わる。こういうことなんだと納得いたしました。
そして、ある会合に参加した際に、驚きのフィードバックを頂きました。
「前田さんは政治家に向いているのではないですか?」
他の方達も「向いてますよ!」と賛成意見。
「まずは地方議員からやりましょうよ」などと仰る方も。
様々なフィードバックを頂く機会は多いのですが、「政治家」なんて言われたことは、生まれてこの方一度だってありません。冗談であっても、「政治家」は最も遠いキャラクターです。
びっくりです。
やっていたのは、トレーニングを思い出しながら、自分の願い「自分自身がお役に立てたらいいな」ということをしっかり自覚して、行動(発言)していたこと。つまり、自分のあり方が少し変わったことしかありません。
これが幻に終わるのか、それとも、今後もこの感覚でやっていけるのかはわかりませんが、続けていきたいと考えています。
20代、30代の頃、「私は組織のリーダーになるわけではないからリーダーシップなんて要らない」と思っていました。
リーダーシップは上から下に発揮するもの・・・と誤解していました。
しかしながら、必ずしもそうではないのです。上も下も関係なく、他者への影響力です。
人はひとりで生きることはできません。
公私関係なく、誰かに助けて貰ったり、教えて貰ったり、時には誰かを巻き込んで一緒に何かをやらなければならないこともあります。
そんな時、自分らしいリーダーシップを発揮できると生きやすくなります。
そういう意味で、リーダーシップは生涯スキルだと考えています。
ご自身のリーダーシップを育てることは、人生にもキャリアにもお役立ちで、強くおすすめします。
リーダーシップを強化する効果的な手法として、
DiSC® もしくは、リーダーシップ・サークル・プロファイル™(LCP)をご提供しています。
お気軽にお問い合わせください。
※ UnsplashのJason Goodmanが撮影した写真を使用しています。