「仕事」に感謝
社会人になったのは1980年代前半のこと。もう40年近く働いています。当初はこんなつもりではありませんでした。当時は特別優秀でない普通の女性は家庭に入るのが当たり前の時代。私も当然そうすると思っておりました。ところが、あるきっかけで「もっと仕事をしたい」と思い始め、コツコツとキャリアを積み重ねることとなったのでした。
金融機関における思ってもいなかった市場部門での勤務。そして、その後予想外の外資系企業への転職。少しでもまともな仕事をしたいと、金融や経済の勉強の日々でした。
そして、口ベタでまずあり得ないと思っていた研修講師に。その上、またまた予想外の独立。
心の準備がないままの独立で、いきなり大海原に放り出され、能力不足を痛感。その後の20年はずっと勉強し続けています。
いま身についている知識やスキルはほぼ「仕事」のために習得したのものです。しかし、そのお陰で「できること」が想定以上に増え、人生が驚くほど豊かになりました。「仕事」をしていなかったら、ここまで世界は広がりませんでしたし、ここまで楽しい人生にならなかったと断言できます。
「仕事」に心から感謝しています。
もし、この気持ちを以前から持っていたら、20代~30代前半の取り組み方は違っていました。特に最初の組織にいたときの働き方には後悔がありあます。振り返ってみると、組織には多くのリソースがありました。もしやり直せるとしたら、全く違った働き方をしたことでしょう。
ビジネスパーソンの皆さんには、今やっている仕事をもっと楽しみ、もっと多くのリソースを得ていただきたいと考えています。そんな想いをこめて、今日も仕事をしています。
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