「コーチングってテクニックじゃないんですね」というお言葉

 

コーチングの研修を実施した際、最近は「『コーチング』という言葉を全くきいたことがない」という方が全員・・・というケースが、かなり少なくなりました。

「以前研修を受けたことがある」

「本や雑誌でみたことがある」
「質問するものだということは知っている」
 
という方が、大抵いらっしゃいます。
 
私のコーチング研修の後に、頂くコメントにこういうものがあります。
 
「コーチングってテクニックじゃないんですね!」
前に受けたコーチングの研修はコーチングの技術が中心だったが、今回は違った。
 
そういう意味です。
 
はい!
 
私、コーチングは技術(例えば、質問の仕方や種類など)を知っていても、それだけでは意味がないと考えています。
 
人として、部下や職場の仲間とどのような気持ちを持って向き合うか(つまり「あり方=Being」)が最も大切。
そして、それを中心にお伝えしています。
 
つまり、部下や職場の仲間に対し尊重する気持ちがなく、表面的にコーチングの技術を使っても、コーチングが機能しないどころか、かえって関係性が悪くなります。

この考えに至ったのは、私自身がコーチングを学んだプロセスにあります。

20年以上前のことですが、まずコーチングの技術から身につけました。
「オウム返しをする」「質問の種類」「承認の仕方」などなど。

もちろんそのための自己基盤をつくるというのもありましたが、「コーチとして普段の生活も整える」という部分が当時は多かったように記憶しています。

私自身が人との関係性をつくる技をもともと備えていなかったため、技術だけを使ったコーチングは壁にぶつかりました。

そこで、駆け込んだのが、「CTIジャパン」というコーチ養成機関でした。
一緒に学んでいたコーチ仲間達がこちらの養成機関にも通い始めていました。

そこで学んだのが、コーアクティブコーチング、「コーチングはあり方だ」というもの。

徹底的に鍛えられたのが「ともにいる」という私自身のコーチングをする際の軸。
これが、どれだけ相手の人を勇気づけ、その人の力を引き出すのか。
驚愕しました。
そこで確信しました。
大事なのは、「あり方=Being」であるということを。

そして、そこにコーチングの技術が乗っかることで、コーチングが機能する。

そうか!そうだったのか!

2年以上コーチングのトレーニングを受けてきて、難しくて、もがき続けてきたことが、すーっとうまくいくようになりました。

 
企業のコーチング研修は、何日も実施できないケースがほとんどです。
時には「半日」というものも。
そんなとき、私がお伝えするのは、まず「あり方=Being」、つまり「相手を尊重する」ということ。

そして、その上で、コーチングの基本技術を。
「すぐに使えるように」を重視し、絞り込んで習得していただくのです。
 

その基本的なスタイルは変わっていません。
お伝えする内容は時代に合わせて変化させていますが。
 
そんな研修をしていて、頂くのが前述のコメント。
 
「コーチングってテクニックじゃないんですね」
 
「コーチングって、つまり『愛』ですね」
 
「以前コーチング研修を受け、研修どおりやってみたけれどうまくいかなかった原因がわかりました」
 
そんなお話を伺うと、伝えたかったことを受け取っていただけた・・・・とほっとしたり、嬉しくなったり。
 
だから、コーチングをお伝えするのはやめられません!

コーチングが日本に普及し始めて25年以上経っています。

 
国際コーチング連盟によると、
 
コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くことです。
対話を重ね、クライアントに柔軟な思考と行動を促し、ゴールに向けて支援するコーチとクライアントとのパートナーシップを意味します。※ 国際コーチング連盟日本支部HPより引用 
 

 

コーチングといっても手法は様々です。ただし目的は同じです。
しかし、学んだコーチングの手法やコーチ個々人によってもスタイルに違いがあります。

ですかが、一度接したコーチングが「合わない」と思っても、他のスタイルならば合うこもあります。
ぜひ違うコーチングも試してみてくださいね。
 
私は、これからもずっと自分が大切にしているものをお伝えしていこう、あり方を大切にする「相手とともにいる」自分のコーチングを続けていこうと思っています。
★前田のコーチングにご興味をお持ちの方は、ぜひ一度お問い合わせください。
もしくは、一度オリエンテーション(無料)をうけてみて頂きたいと思います。

Follow me!